「仕事を辞めたいぐらいに対人関係が苦痛・・・」
「対人恐怖症でも明るい未来を描けるのか心配・・・」
対人関係が苦痛な人にとっては、事務的なちょっとしたコミュニケーションでも苦痛を伴うため、それを避けるための行動に走ってしまうと思います。
私もかつて対人恐怖症を半年ほど患ったことがあります。
私の場合は、高校受験を失敗したショックから、周りが自分のことをバカにしているのではないかという勝手な思い込みが、高校入学から約半年の間自分を苦しめていました。
それは自分のことをバカにしているため、自分のことを見ているのではないかという人の目を変に気にしたものでした。
その結果、まともに人の目を見れないという状態に半年間陥りました。結果として、考え方を変えて対人恐怖症を克服できたのですが、そちらの詳細はコチラにまとめてあります。
【体験談】対人恐怖症を克服するために無責任という考えを取り入れた
対人恐怖症に陥ると、本来ストレスなく自然に動けるところが、変なストレスが掛かってしまい行動が制約されるという非常に苦しい症状です。
対人恐怖症は、最近では社会不安障害(SAD)という名前で呼ばれていますが、このSADを自分で判断するのはなかなか難しいです。
そこで、自分ではそうじゃないかと思いつつも本当にそうなのか確信が持てない人のために、簡易的なチェック表を作りました。
このチェック表を用いて、まず自分の現状を把握してみてください。
社会不安障害SAD(対人恐怖症)チェック
今回のチェック表は、「神経症を治す」中村 敬 著 保健同人社を参考に簡易チェック表を作ってみました。
現在のあなたの状態について、以下のあてはまる項目に「はい」か「いいえ」でお答え下さい。
このチェック表で1個でもチェックがついたら対人恐怖症を疑った方がいいかもしれません。
そして、12個以上チェックがつくと重度の対人恐怖症となります。
因みに現在の状態で私もチェックしてみると、Q17.人と一緒に食事をすることを恐れるにチェックが入りました。
私は人と一緒に食事する時には会話を盛り上げないといけないと思う派なので、毎日会話のネタを仕込むのが苦痛なのです。とくに相手が上司で無口な人だと輪にかけて苦痛です。
相手が楽しんでくれてないと悪いなぁという思いが出てくるので、それを避けるという意味では対人恐怖症の一つなのかもしれませんね。
社会不安障害SAD(対人恐怖症)はどういう人がなるのか?
SADになりやすい人の傾向としては、他人を重度に意識してしまう人が陥りやすいです。
パターンとしては2つあって、
パターン2:他人に迷惑を掛けてはいけないというパターン
となります。
これら2つを突き詰めていくと、結局は『他人に良く思われたい』という共通の願望があることがわかります。
この欲望に真正面から向き合い、処世術を身に付けながら重度のストレスを抱えることなくコントロールできている人が一般的な人だと思います。
一方、コントロールに失敗して向き合うことを止めて避けるようになってしまい、症状を悪化させてしまった人がSADになっていると思います。
このSADですが、上記のごとく非常に身近なものであり、誰もがなる可能性を秘めています。
例えば、身近な国のアメリカに至っては、毎年530万人のSADになると言われています。これを聞いて、少しは気が楽になりましたか?
あなただけではなく、多くの人がなっている非常に身近な症状なのです。
社会不安障害SAD(対人恐怖症)でも恋愛はできる
現在SADでも適切な処置を行えば、お先真っ暗なことなんてありません。
現在SAD用の薬も開発されていますし、専門医指導のもとメンタルサポートや生活習慣の指導で普通に改善していけるのです。
人によって症状の重さや性格、最終目標などが異なるため、一括りでどれくらいで改善できるとは言えませんが、改善の先には社会生活をスムーズに送ることや恋愛なんかも普通にできるようになるのは間違いありません。
そのためにも、自分の今の立ち位置がどこで、どれくらいの期間改善していけばよいのかを一度専門医を見つけて相談するところから始めるとよいと思います。
周りを気にせず、焦らずに、自分のペースで改善を積み重ねていくことが症状を緩和させていくことに繋がりますので、私の他のふざけた記事でも読んで気楽に行っていただければと思います。
以上、 社会不安障害SAD(対人恐怖症)かどうかチェックしてみたでした。